会長声明・決議
死刑執行に対する会長声明
本年11月11日、福岡拘置所において1名の死刑が執行された。金田勝年法務大臣の就任後、初めての死刑執行となる。
日本弁護士連合会は、死刑制度の重大な問題性や国際的な死刑廃止への潮流に鑑み、本年10月7日に開催された人権擁護大会において、死刑制度の廃止を含む刑罰制度全体の改革を求める宣言を採択している。また、当会も、本年9月27日に開催された臨時総会において、死刑制度は廃止されるべきであるとの立場をあきらかにしている。
このような状況における死刑の執行は極めて遺憾であり、当会は、日本弁護士連合会とともに死刑制度の廃止を含む刑罰制度全体の改革を求め、それが実現するまでの間、死刑に関する情報を国民に公開し、死刑の執行を停止することを改めて要望するものである。
2016(平成28)年11月29日
滋賀弁護士会
会長 野嶋 直